中小企業フレンドリー?

 以前、話題に取り上げましたが、来る6月1日より商標関係の料金が値下げになる予定です(詳しくはこちら)。
 これまで費用の関係で商標権取得に二の足を踏んできた中小・ベンチャー企業さん、スモールショップさんには朗報です。
 よかった、よかった、後はちゃんと不使用商標対策をすれば…

 …って、どうしてこんなに値下げになるんでしたっけ?
 値下げの根拠という、そもそもの理由を忘れていました。
  
 はてさて、特許庁の資料をめくったら、料金値下げの背景として、こんなことが書かれていました。
 『ブランド価値の創造が重要となってきており、商品・サービスの出所を表示し、その質を保証する機能を有する商標の重要性も増大。企業活動のグローバル化に伴い、企業が複数国への商標出願を求められている。』
 それで、 
 『諸外国と比較して高額であり、中小企業等の利用割合の高い(件数で36%)商標の設定登録料等を引き下げる。(平均43%の引き下げ)』
 と書かれています。

 でも、何故に「平均43%の値下げ」になるのか?その数字的な根拠は?
 …明確な理由は書かれていませんが、ざくっとこんなことが書かれています。
 『現行料金体系下で、特許特別会計の中長期的な収支見直しを行ったところ、特許料収入増加に伴う収入増、新システム導入による機械化経費の削減に伴う支出減により、今後、収入が支出を上回る見込みが予測された。』
 っていうか、こっちの理由が先っぽいですよね。
 企業のために値下げします~というのは後付けなんじゃ?
 うがった見方ですかね?

 なにはともあれ、今回の値下げは、真っ当な権利を真っ当に使っている中小・ベンチャー企業さんやスモールショップさんにとっては、嬉しいニュースに違いありません。

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