なぜ知財にまつわる都市伝説が流布するのか

　えーと、今日は「弁理士の日」だそうです※。
　
 　菅さんが首相になっても相変わらず知名度が低いままの「弁理士」ですが、
　この状況を打開すべく（？）、本日は結構な数の弁理士さんが知名度アップキャンペーンのために
　「弁理士とは？」
　というテーマでブログを書いていらっしゃると思います。

　本日はそのテーマで書いてみることに。


　…というものの、知財に関わりがある方に今更「弁理士とは」と説いたところで、ねぇ…。
　
　“知名度が低い”っていうのは、当然ながら知財に馴染みがない方の間でのハナシです。
　
　思い出されるのは、ある宴会で、「ベンリシってぇ何ですかぁ～」と若いコンパニオンのおねーちゃんに尋ねられたおじさま弁理士さんが、懇々と説いていた（切々と訴えていた？）ことです。
　そういった、知財に馴染みのない方々の間で弁理士の知名度を上げるためにはどうすればいいのか？

　うーん。

　ぶっちゃけ、個人的な意見を言わしてもらうと、
　弁理士の知名度を上げる目的のため直接的な効果があるような活動をしてみようとは全く思わないし、そういうことにも興味がありません（趣旨に沿わなくてすんません）。

　
　それよか、思うのですが、知財に馴染みのない方の間では、なぜにいつまでも知財にまつわる都市伝説（？）が流布するのか。
　それを正さんと。

　例えば、
　「知的所有権（著作権）登録」をすれば、安価に特許・実用新案・意匠（っぽい）権利が得られる」
　とか、
　「○○というコトバが商標登録されたら他人は(どんな場合でも)使えなくなる」
　とかとかとか…

　（中小・ベンチャーのお客さまと接していたら、そういう質問や相談をされるんですよー。笑い事でなく）

　ご愛嬌系の都市伝説なら笑って済ませれるんですが、
　中にはお客さんの利益を損なうような都市伝説もあるわけで、騙されて泣きを見る可能性もあります（怒）。

　なぁーんで（←名古屋弁風に）そういう都市伝説的なハナシがいつまでも流布するのか。

　これって、弁理士含む知財系のクロートのヒトビトが、こういう都市伝説的なハナシを
　大々的に
　「アヤシイでぇ」
　と言ってこなかったからではないでしょうか。
　
　もちろん、弁理士会のHPでこっそり怪しさを解説していたり、
　一部の良心的な方々がブログ等で手弁当で解説をなさったりしていますが、
　弁理士同士が横のつながりをもって取り組むということはあまりないような…
　（少なくとも私の短くて狭い経験の範囲では…。あ、もしそういう取り組みをされている方々がいらっしゃったら誠にすみません（汗））
　
　弁理士を含む知財系のクロートのヒトビトが、
　連携して知財にまつわる都市伝説の怪しさを繰り返ししつこく正していくうちに、
　一般の方々にもだんだんと
　「そういうハナシはウソだがねー」
　と覚えてもらえるのでは？

　自己満足かもしれませんが、ちょっぴり社会貢献できる気がします。

　
　ちなみに、そういうことをしていくうちに、
　「へぇー、ベンリシってぇ、そういうことを詳しく知ってる人なんだぁ。わからないことがあったら聞いてみちゃおー」
　って感じで覚えてもらえるのでは？
　自然に知名度が上がっていく気がします。コンパニオンちゃんにも知ってもらえて、おじさまも一安心。

　社会貢献ができるし、結果として知名度もアップ。
　ウレシサ２つ。　


　そうすると、結論としては、
　弁理士を含む知財系クロートの方々がタッグを組んで、皆さんに有益な情報発信をしていきましょうー
　ってなります。

　　

　以上、私の
　「弁理士とは？」
　でした。

　なんかいまいちテーマに沿っとらんですが、許して。

　次回も見ていただけそうなら、ぷちっと押していただけると嬉しいでございます。
　↓↓↓
　
※明治32年7月1日に「特許代理業者登録規則」が施行されたことを記念して、日本弁理士会が、毎年7月1日を「弁理士の日」としている…らしい。


「弁理士の日」の企画に参加された方のブログ一覧です！
弁理士と弁理士試験のブログ-弁理士試験の勉強法-
徒然知財時々日記
アラフォー育メンのものろーぐ。
知財業界に旋風を起したい男の奮闘記
弁理士の雛を育ててください。
Patent Hacks
新卒特許技術者からの成長日記
アマチュアサイエンティスト
知的財産やってみなはれ
弁理士試験＆知財実務
イクメンへの道
知的財産ネタの雑記帳
科学と生活のイーハトーヴ
知財渉外にて
「弁理」屋むだばなし
naosuzukakespin
弁理士ｏＴＴｏが中小企業診断士を目指す！
顧客開拓請負人 福永正也のブログ