たすきがけの日々

一ヶ月ほど前、自転車の事故に遭い、鎖骨を折ってしまいました。人生初の骨折です。

骨折部分のずれが大きい等の場合には、金属製のプレート等を使ってずれた骨を固定する手術をすることもあるそうですが、不幸中の幸いというべきか、ずれの少ない骨折だった(お医者さんには、「骨折、かわいいね。」と言われました。)ため、鎖骨を固定する装具を装着して、ひたすら骨がくっつくのを待ちます。

この装具は、胸を張った状態で鎖骨の部位を固定するもので、「たすき」に似たものです。着用した状態を前から見ると、リュックを背負った人のように見えます。

着け心地は、常に重いリュックを背負っているような感じで、「疲れたな~。そろそろリュックを降ろそうか」と思っては、毎度、「あ、これリュックじゃなかった。降ろせない~(涙)。」とがっかりします。

この装具の困った点は、一人では着用できないところ。背中側で面ファスナーを使って締める必要があるし、骨折した側の腕の動作に制限があるためです。
朝と晩、家族がいる時間に合わせて着替えては、手伝いをお願いしています。一人暮らしの人は大変だろうな…

さて、このような装具も、意匠登録されているのだろうか?が気になり、調べてみたところ、いくつか登録されていました!

その中に、胸側でバックルを留めるタイプのものがありました。これなら一人でも着けられそうです。これいいんじゃない?

意匠登録第1751443号「鎖骨骨折用固定帯」
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/DE/JP-2022-022579/30/ja

…と一瞬思ったけど、バックルを留めるのは前でも、締め付け状態を調節する面ファスナーは背中側にあるので、一人で着ける場合、その時着ている服やインナーによって適当な締め具合は変わるので、着けてみて、ちょっと緩いな、あるいはきついな、と思ったら外して、面ファスナーを調節して、また着けて、あー、もうちょっとだな、と思ったら、また外して調節して…となるのかな。だとすると、やっぱりちょっと面倒そうだな。骨折して楽しようと思ってもダメそうです。

<担当:上田>

 

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