気まぐれ商標判例膳

気まぐれ商標判例膳

「iモード」が公序良俗違反…?

<平成19年(行ケ)第10303号 審決取消請求事件>(判決文はこちら) 原告は、NTTドコモの登録商標「iモード」を無効にする審判請求をしましたが、請求が認められなかったので、裁判所に提起したのがこの事件です。 (なお、原告は、発明の名称...
気まぐれ商標判例膳

貴鶏屋はどうやって喜度利家を見つけた?

<平成19年(ワ)第13265号 損害賠償請求事件>(判決文はこちら) 珍しくわずか4頁の判決です(代理人をたててなかったから…かも?)。 原告は「貴鶏屋」という登録商標の商標権者です。大阪で「貴鶏屋」の居酒屋チェーンを展開しているようです...
気まぐれ商標判例膳

ヒュンメル(hummel)はサッカーファンに知られてるけど…

 昨日の続きです。 スニーカー・カジュアルシューズ(短靴)に使われている「<<」の図柄模様がヒュンメル社の周知な商品等表示であると認められたか。 まず「<<」の図柄模様がヒュンメル社の商品等表示に該当するということは...
気まぐれ商標判例膳

ヒュンメル(hummel)シューズの図柄模様

<平成18年(ワ)第111437号 不正競争行為差止等請求事件>(判決文はこちら) ヒュンメル(hummel)の図柄模様といえば、どんなものが思い浮かびますか? わたくしはサッカーに疎いので、ヒュンメルというブランドはよく知らなかったのです...
気まぐれ商標判例膳

アルマーニ(ARMANI)標章、それは…

 昨日の続きです。  4条1項15号の『出所混同を生ずるおそれ』というのは、引用商標と類似するとかしないとか、そういう問題に限ったことではありません。 あるネーミング(マーク)「○○」を使うと、「○○」を使った商品・サービスが、他の有名な会...
気まぐれ商標判例膳

アルマーニ(ARMANI)の時計のマークは著名?

<平成19年(行ケ)第10142号 審決取消請求事件>(判決文はこちら) 今年最初の商標の判決です。  原告は、こちらの登録商標の商標権者です。指定商品は「時計」です。   上の登録商標、以下の登録商標など10個の登録商標を引用され、4条1...
気まぐれ商標判例膳

そのネーミング、ピンとくる?こない?

 昨日の続きです。  まず第1の事件から。  かの下着デザイナーさん、昭和33年(!)の下着ショーで「スキャンティー」を発表したら、大きな反響を呼んで、それで商標出願したんですね。 そんな下着、その時代には相当インパクトがあったでしょうから...
気まぐれ商標判例膳

スキャンティーとリゼネレィティブ

<平成19年第10217号 審決取消請求事件>(判決文はこちら)<平成19年第10252号 審決取消請求事件>(判決文はこちら) 年末は裁判所の判決が一気に出て、12月25日~28日の判決数はいつもに比べたら歴然の差がありました。 今回は、...
気まぐれ商標判例膳

クリスマスの識別力

 原告の登録商標は、指定役務「宿泊施設の提供」に商標「クリスマス」。 このネーミング、冬以外どうしてるのでしょうか?と、いらん心配をしたくなります。 (ちなみに原告は「チャペルクリスマス」という名称のラブホテルチェーンを行っているらしいです...
気まぐれ商標判例膳

クリスマスの商標事件

<平成15年(ワ)第10678号 商標権侵害差止請求事件> 今日も寂しく事務所に来ています。 もうすぐクリスマスっすか。仏教徒のわたくしはあまり関心がありませんが、街中はクリスマスっぽい雰囲気です。 クリスマス…でふと思い出したのがこの事件...
タイトルとURLをコピーしました