気まぐれ商標判例膳

気まぐれ商標判例膳

ヒュンメル(hummel)シューズの図柄模様

<平成18年(ワ)第111437号 不正競争行為差止等請求事件>(判決文はこちら) ヒュンメル(hummel)の図柄模様といえば、どんなものが思い浮かびますか? わたくしはサッカーに疎いので、ヒュンメルというブランドはよく知らなかったのです...
気まぐれ商標判例膳

アルマーニ(ARMANI)標章、それは…

 昨日の続きです。  4条1項15号の『出所混同を生ずるおそれ』というのは、引用商標と類似するとかしないとか、そういう問題に限ったことではありません。 あるネーミング(マーク)「○○」を使うと、「○○」を使った商品・サービスが、他の有名な会...
気まぐれ商標判例膳

アルマーニ(ARMANI)の時計のマークは著名?

<平成19年(行ケ)第10142号 審決取消請求事件>(判決文はこちら) 今年最初の商標の判決です。  原告は、こちらの登録商標の商標権者です。指定商品は「時計」です。   上の登録商標、以下の登録商標など10個の登録商標を引用され、4条1...
気まぐれ商標判例膳

そのネーミング、ピンとくる?こない?

 昨日の続きです。  まず第1の事件から。  かの下着デザイナーさん、昭和33年(!)の下着ショーで「スキャンティー」を発表したら、大きな反響を呼んで、それで商標出願したんですね。 そんな下着、その時代には相当インパクトがあったでしょうから...
気まぐれ商標判例膳

スキャンティーとリゼネレィティブ

<平成19年第10217号 審決取消請求事件>(判決文はこちら)<平成19年第10252号 審決取消請求事件>(判決文はこちら) 年末は裁判所の判決が一気に出て、12月25日~28日の判決数はいつもに比べたら歴然の差がありました。 今回は、...
気まぐれ商標判例膳

クリスマスの識別力

 原告の登録商標は、指定役務「宿泊施設の提供」に商標「クリスマス」。 このネーミング、冬以外どうしてるのでしょうか?と、いらん心配をしたくなります。 (ちなみに原告は「チャペルクリスマス」という名称のラブホテルチェーンを行っているらしいです...
気まぐれ商標判例膳

クリスマスの商標事件

<平成15年(ワ)第10678号 商標権侵害差止請求事件> 今日も寂しく事務所に来ています。 もうすぐクリスマスっすか。仏教徒のわたくしはあまり関心がありませんが、街中はクリスマスっぽい雰囲気です。 クリスマス…でふと思い出したのがこの事件...
気まぐれ商標判例膳

ちょっと無理が?

 便利師も走る師走?いや、弁理士でした。何だかアタフタ、バタバタしているのに、こんなときに限って体調は最悪…。そういうわけで先週はこのブログもサボりがちに。なんとか年末まで持ちこたえましょう。 さて、先週に尻切れトンボになっていた「ごはんや...
気まぐれ商標判例膳

「まいどおおきに食堂」と「めしや食堂」

<平成19年(ネ)第2261号 不正競争行為差止等請求控訴事件>(判決文はこちら) 皆さん、定食屋さんに行ったりしますか? わたくしはヘビーユーザーとまでは言わないにしろ、割かし行きます。 名古屋の栄なら「めしや食堂」(HPはこちら)。当然...
気まぐれ商標判例膳

また苦言を…

 先週の続きです。原告の登録商標「Shoop」が「CHOOP」を引用商標として商標表4条1項10号で無効とされた審決に対し、原告が取消しを求めた訴訟でした。 商標法4条1項10号違反に該当するには、次の3つの要件を満たす必要がありました。 ...
タイトルとURLをコピーしました