昨日の答えです。以下の略称を略さないで言うと…
「レスカ」=レモンスカッシュ
「レーコー」=アイスコーヒー
「ビフテキ」=ビーフステーキ
「ケッタ」=ケッタマシーン
気付いてみると、商品ばかりでサービスがありませんでした。すみません。
ちなみに、「ケッタマシーン」は「自転車」のことです。
20代以下の方&名古屋人でない方、いくつわかりましたか?
え、ワカモノなのに「レスカ」「レーコ」「ビフテキ」が全部わかった?…お付き合いご苦労様です。
さて、これらの略称は死語(だと思う)ですが、こういうのも「普通名称」として扱われるのでしょうか。
参考として、「商標審査基準の解説」(発明協会)という書籍や、「商標」(有斐閣)という書籍によれば、
「マーキロ」(マーキュロクロム)
「ヨーチン」(ヨードチンキ)
「塩せん」(塩せんべい)
「炭カル」(炭酸カルシウム)
が例に挙げられています。この辺りになると、わたくしも存在さえ知らなかった略称になってまいります。
ということは、「レスカ」等も、「普通名称」に含まれる略称と扱われる可能性が大きいといえましょうか。ある世代に通じないか否かに拘わらず。
ちなみに、俗称も「普通名称」に含まれるとされており、その例として
「赤チン」(ヨードチンキ)
「赤玉」(下痢止薬)
「般若湯」(酒)
が挙げられたりしていますが、更にわからないですね…。
審査基準はともかく、「商標審査基準の解説」という書籍も「商標」という書籍も、筆者は重鎮の先生方なので、挙げる例がどうしても…ということになるのでしょう。
しかし、この逆のパターン、つまりワカモノが使う略称・俗称が「普通名称」に含まれるということはあるのでしょうか?それとも、ライフサイクルが短すぎて「普通名称」と認識されるに至らない、と判断されるのでしょうか?
う~ん、どうなんでしょう?
本日はこの辺で。
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コメント
Unknown
レスカ,レーコー,ビフテキ,ケッタ、皆、分かってしまう私です。ところで、アイスコーヒーは諸外国には無いとの情報があるのですが本当ですかね。NHKのクールジャパンだったかな?
あ、でも、韓国にはあるようですね。
「アイスコピ ハナ チュセヨ」
「般若湯」、若い方、これ読めますか?
なんて読むか、聞いてみたい。ワクワク。
Unknown
ひろたさん。
こんにちわ。
「レーコ」は、関西方面だけで言う感じがします。
僕の周りにでは、言っている人いないので。
普通名称化の規定は、3条1項1号ですよね。
有名なのが「エスカレータ」。
ふと思ったのですが
マクドナルドの関東は「マック」関西は「マクド」
は、どうなんでしょう?
こうやって、勉強すると頭に入るから良いですね。
Unknown
hisashi49さん、こんばんは。
アイスコーヒー、英語圏でも確かあったような…。韓国のコーヒーは理不尽に高いですね。
ちなみに缶コーヒーは名古屋のpokkaが最初だとか。同社に勤務していたわたくしの友人がそう言っておりました。
そうか、「般若」って若い人はわからない?
Unknown
ガンバさん、こんばんは。
よく関東の人に間違えられますが、名古屋は関西ではないってこと、ご存知ですよね…
普通名称化といえば、「ういろう」がそのように判断されています。
ちなみに名古屋でも「マック」ですが、さすがに普通名称と言ったら怒られそうですね。
Unknown
A新聞のコラムに「ビルマの大ごと」という記事がありましたが、国名が変わって20年、今なら商標登録可能でしょうか。いやいや、アウン・サン・スーチー女史のためにもあって堪るか。え~っ、ビルマがわかんない人いるの?「ノンポリ」ね。あっ、これも登録可能な時代かな。水島上等兵が泣いて怒るかも。
Unknown
現地ではお坊さんが歌を歌ったり楽器を触ることは禁じられているようですね。
忍者がカンフーするくらいの違和感でしょうか。
わたくしは、Daniel Masonの『The Piano Tuner』で出てくる最初のフレーズがBrumaの印象として強く残っています。