まじ、やばい

 この間、友人の家へ行ったら、そこの子供(小学5年生)が手作りコロッケを食べて一言。
 
 「お母さん、これ、やばい。」

 …“やばい”って…。

 そこに居たおばさん達は、生きた「やばい」を目の当たりにして、一瞬ひるんだのでした。
 (まじ、やばかった)

 そんなナウでヤングなgenerationにとって、以下のペアは観念類似と判断されるということですね。
 「やばい」vs.「おいしい」
 「やばい」vs.「かっこいい」
 「やばい」vs.「楽しい」
 「やばい」vs.「素晴らしい」
 
 …まだありそうだけど、おばさんにはよーわからんです。

 ではでは、特許庁の審査では、「やばい」はどう扱われるのでしょうか?
  例えば「やばい味噌」(指定商品「みそ」)、「やばいバッグ」(指定商品「かばん」)なんてものは、3条1項3号違反?
 
 などと、アホなこと考えながらIPDLで検索したら、なんと、登録商標がありました。
 
 ・「ヤバイ」、指定商品「被服」等、「遊戯用具,おもちゃ」等(第4567819号) 。
 ・「やばい寒天」、指定商品「寒天を使用した菓子及びパン,寒天を使用した調味料,寒天を使用した穀物の加工品,寒天を使用したべんとう,寒天を使用した即席菓子のもと 」(登録第4940863号)。

 「ヤバイ」の方はちょっと意味合いが違うような気がしますが、「やばい寒天」の方は狙った感じですね。
 
 「やばい寒天」が商標
登録された平成18年頃は、まだ「やばい」の語が一般的でなかったのでしょうか?
 それとも審査官(指定商品の需要者?)のgenerationがoutsiderだから?
 むしろ、generationによっては否定的な意味合いに捉えられかねないびみょーな線を行ってるので、ネーミングとしてチャレンジングかも?

 考えてみると「やばい」などの流行語(?)は結構奥が深いような。
 (でも、どーでもいいような…。)

 今日は冴えんハナシでした(いつもが冴えてるわけでもないですが)
 これにめげずまた見ていただける方、ぷちっと押していただけると嬉しいです。
 ↓↓↓
 
-------------
この記事をご覧になって、商標に興味を持たれた方は…
  本店「商標登録出願サイト」にも是非お立ち寄り下さい。
   ★商標の基礎的・一般的な知識などをご紹介しています。 
   ★その他にも、商標のお役立ち情報をご紹介しています。一例をご紹介いたします。
  ・新規事業・フランチャイズ化をお考えの方は「ネーミングと社名の商標登録出願」へ。
  ・ネット上でネーミングなどを使用するときは「ますます高まる商標登録の重要性!
  ・商標に関して実際にどんなトラブルがあるかは「商標にまつわるトラブル事例集」へ。
   ・「商標登録FAQ」では商標に関してよくあるご質問をQ&A形式でご紹介しています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました