おじさま垂涎の的

 本日も前回の続きで、自転車商標ネタを続けます~
 
 前回は、
  『石橋君が80年代以降に「アトランティス」を販売開始した頃、“スポーツ自転車”が下火になった理由は?
  なぜに?』
 という問いで終わっておりました。

 その答えは…

 『E.T.のせい。』
 
 説明しよう。(ヤッターマン風に)

 (すかさず「E.T.とかヤッターマンとか、何?」と思ったワカモノなアナタ!…そんなことでば、今日の話題についていけませんよ!)
 
 E.T.をカゴに入れて空を飛んでいたあの自転車は、“マウンテンバイク”だったらしいです。
 E.T.の映画がヒットしたことで、“マウンテンバイク”ブームが沸き起こり、各メーカーが“スポーツ自転車”を作らなくなったそうな。
 
 そうなんですか…。知りませんでした。

 その頃の私は、“ママチャリ”のヘビーユーザで、(いわゆる立ち乗りで)友達を後に載せつつ、名古屋市内を端から端まで駆け巡っておりました…。

 なるほど~、の答えでありました(Mさん、またまた情報ありがとうございました!)。

 さて。

 前回は、丸石君の「エンペラー」についてコメントをいただきました(hisashi49さん、ありがとうございました!)。

 そして、「エンペラー」に関するMさんのコメントをそのまま引用させていただきますと、
  
 「現在も作り続けられている、オジサン受けする自転車です。」
 
 とのこと。
 (あ、いや、私が「オジサン」と言ったわけでなく)

 この「エンペラー」、大きな販売店にはある程度の数が出されているようですが、町の小さな自転車屋さんでは注文を受けてから丸石君に発注して生産されるようです。受注生産っぽいですね。

 そんなわけで、市場に出回る数が少ないため、ネットオークションでは、結構いい値段がつくそうな。

 う~ん、“希少性”は、ブランド価値を高める条件の一つですよね。
 “手に入らない感”が、ますます欲求を高めます。
 
 もちろん、その前提には、
 「丸石君の「エンペラー」なら品質もしっかりしてるし」
 という安心感がございます。
 
 …って、商標の品質保証機能・出所表示機能、丸出しじゃないですか。

 しかも、
  「受注生産だから、丁寧に作ってくれそう…」
 という付加的な期待感も増し増しです。
 
 こうして、商標の機能がいっそう高められるという“正のスパイラル”に繋がっていきそうな…。
 皇帝(エンペラー)の名にますます磨きがかかり、垂涎の的…

 本日はこの辺で。
 次回も見ていただける方、ぷちっと押していただけると嬉しいです。
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