7月1日は『弁理士の日』というわけで、今年も、@benrishikoza さんからお誘いいただき、記念企画に参加させていただきます。
今年のテーマは
「知財がテーマのコンテンツ」。
コンテンツかー。
プライベートな時間で読む本や映画は、全く知財と関係ないものばっかだしなぁ…。
○○年以上テレビなしで暮らしとるので、これといった番組も知らんしなぁ…。
うーん……。うーん……。うーん……。
前日のお昼休みに、自分お手製の 日の丸弁当(白ご飯ぎゅうぎゅう詰め) を ほおばりながら 悩んだ結果…、
そういえば、日ごろお世話になってる あの方々に、きちんとお礼したことがないなぁ… と気づき、
この場をお借りしてお礼申し上げます。「知財がテーマのコンテンツ」
というお題で書いてみることにしました!
ありがとう、「いらすとや」さん
まず感謝を申し上げたいのは、「いらすとや」さん。
皆さんも、人生の中で一度はお世話になったことがあるのではないでしょうか。
そう、アナタは、1つの素材内で20点までなら、商用/非商用問わず、無料で利用していいっておっしゃる太っ腹。
しかも、規約の範囲内であれば、自由に編集や加工をすることができるとおっしゃる、感激の寛容度。
※詳細はこちらでご確認してね。
そんな心の広い「いらすとや」さん、皆さんに愛されて続けて、はや10年以上。
いまでは、八面六臂の活躍です。
海外でのご活躍はもとより、
アカデミック論文に掲載されたり
なんと、G20のプレゼン資料に掲載されたり…!
「いらすとや」 G20デビュー [298194473]https://t.co/nqCfh40yXy pic.twitter.com/JqoOtCmodk
— KANEGON🗾#FPSやめれないんだけどww (@KanegonKyouso) June 8, 2019
世界も認めるビッグなコンテンツに。
素晴らしすぎます。
わたしも、セミナー資料やこのブログ等でも、大いに利用させていただいております。本当に感謝しております。
ちなみに、前記のとおり、規約の範囲内であれば、自由に編集や加工をすることができるということで、こんな風に、イラスト中に文字を追加して利用させていただいております。
はからずも「狂言・川柳で読む知財」というテーマです。なんとも今日のお題にぴったりですね。
ありがとう、「いらすとや」さん…!
ところで、どうやってマネタイズしてんの?
基本的には、ウェブの広告で成り立っているそうです。
コンテンツ系ビジネスモデルの一例としても、参考になります。
ありがとう、「スタジオジブリ」さん
次に感謝を申し上げたいのが、「スタジオジブリ」さん。
そう、アナタが突如
「場面写真を順次提供することになりました。」
と発表したとき、ネット界は大いにざわめきました。
その後も次々と画像が追加され、最終的に、なんと1100枚以上が対象に。
Majide 太っ腹すぎます…!
そんなジブリさんのココロ意気に応じて、ネット界では、「ジブリで学ぶ」系や大喜利系 が次々と生まれたのでした。
わたしも、ときどき思い出しては、画像を利用させていただいております。
いいかい、千尋。今ごろ泣きわめいたって遅いんだ。
日本では先願主義っていって、先に出願した者に権利が与えられる。先に使い始めた者が有利って言えないことを、よく覚えておくんだ。特別な場合以外はね。 pic.twitter.com/TMOCRghsAv— ひろた姐さん(名古屋の弁理士)まちの知財や | 地域と海外をつなぐグローカル派 (@hirota_ip) June 20, 2023
…とか。
1100枚もあると、欲しい場面の画像が何かしらありますね!
ありがとう、「スタジオジブリ」さん…!
色々ネット検索してたたら、ついさっき見つけたのですが、最近こういう件があったようです。
https://nlab.itmedia.co.jp/research/articles/55402/ 「ジブリスタジオ」さんが、画像の利用範囲を、太っ腹にも「常識の範囲内で」と大人の判断に任せているところ、いってみれば「常識」は明確な定義もなく、法律の問題ではないし、人それぞれの倫理感の問題ですので、論争のタネにもなりやすいですね…。著作物とか商標などの一般のヒトビトの関心事になりやすい知財コンテンツは、こういった騒動になりやすい対象です。
たとえ法律でセーフであっても、こういった騒動になりそうだと感じた場合、「それでも私は構わない」と自分を貫くか、商売上のリスクと捉えて辞めておくかは、その人のスタンスや置かれたポジション等によると思います。
以上、2大 太っ腹コンテンツ提供者さんに対し、この場をお借りしてお礼申し上げました!
どちらも、コンテンツを無料提供しているという点で共通しています。
コンテンツの無料提供には賛否両論あると思いますが、多くのヒトに利用されると、それだけ目にする機会が増えて、「太っ腹」というポジティブな印象とともにサブリミナル的に刷り込まれ、ブランディングとしては最高の効果があるように思います。
いかがでしたでしょうか。
「知財がテーマのコンテンツ」じゃなく、「コンテンツがテーマの無理やりな知財話」でしたね。
気にしないでください。
(まとめサイト風にシメてみました。)
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