リーバイスのバックポケットステッチ商標、頑張る。

 ドラゴンズ、初戦は勝ちました、やれやれ。でも気を引き締めないと。

 さて、本日は「リーバイスのバックポケットステッチの事件を振り返ろう!」です。
 リーバイスのバックポケットステッチ、よく頑張っていて、商標だと関連する登録異議申立てやら無効審判やらが結構あります。全部拾い切れないので、裁判になったものだけピックアップしてみます(不競法事件も)。また、結論のみをすご~く簡単にご紹介します。
 
<<商標の事件>>

■平成20年(行ケ)第10449号 無効審決取消請求事件(昨日のブログをご参考ください
  S社のステッチ登録商標VS.リーバイスのステッチ登録商標(2つあったけどポケット型は1つだけ)。
  S社のステッチ登録商標は、4条1項11号違反ではないが15号違反と判断され、無効審決が支持された。
   

■平成16年(行ケ)第85号 無効審決取消請求事件(判決文はこちら
 エドウィンsomethingステッチ登録商標VS.リーバイスのステッチ登録商標(2つあったけどポケット型は1つだけ)。
 エドウィンsomethingステッチ登録商標は、4条1項11号違反ではないが15号違反と判断され、無効審決が支持された。
  

 

■平成11年(行ケ)第166号(判決文はこちら
 ビックジョンステッチ登録商標VS.リーバイスのステッチ登録商標(2つ)。
 ビッグジョンステッチ登録商標は4条1項11号違反でも15号違反でもないと判断され、登録無効にならなかった。
  

 

<<不正競争防止法の事件>>

■平成12年(ネ)第3882号 不正競争行為差止等請求控訴事件、平成8年(ワ)第12929号 
 エドウィンsomethingステッチなど(10件)VS.リーバイスのステッチなど(10件)。
 エドウィンsomethingステッチなどの一部について2条3項1号の不正競争に該当すると判断され、請求が認容された(下の図は認容されたものの一部)。他については請求が棄却された。
 ちなみに、この事件は、上記平成16年(行ケ)第85号と並行していた。
 

 以上、リーバイスのステッチに関する事件でした(各事件の詳細は改めて…いつの日にか…確約はできませんけど…)

 へ~、ステッチ頑張るね~と感じられた方、次回も見ていただける方、どなたもぷちっと押していただけると嬉しいです。
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