ドクガクくん(@benrishikoza)にお誘いいただき、今年も「弁理士の日記念ブログ企画」に参加させていただきます。
今年も難しいお題です…
『知財業界での夢と希望』
こんなことを言ってはなんですが、わたしは、事務所弁理士としての自分の仕事に、特に夢とか希望とか(野望とか?)を抱いていません。
お客様の事業に役に立てる知的財産権を創出できるように、日々最善を尽くしているだけです。
ということで、このブログはここでお終い。
おっと… これじゃいかん。
「知財業界」から少し範囲を広げると、夢を持っているとも言えるのかなぁ。
最近は、こんな想いを抱いています。
『知財のサポートを通して、共存共栄の精神で地域経済のサステイナブルな発展に貢献したい!』
地元大好きの自分としては、地方発信の元気な企業が増えることで、地域経済全体が潤うようになるといいなぁと考えています。
それを知財面からサポートできたら最高。
なのですが、言うは易く行うは難し、を日々かみしめています。
地域経済を支えているのは、多くの中小企業さんです。
中小企業といっても、地方では、技術系スタートアップのような華々しい新進の企業というより、地域でコツコツ活動し着実に業績を伸ばしてきた/伸ばしていこうと考えているような中小企業さんが圧倒的に多いです(ローテク企業さんも非常に多いです)。
そして、地方では、いまだに、知財リテラシーが高くない(というか、知財のことを全く知らない)中小企業さんの方が多いです。
そのせいで、知財で痛い目に遭って初めて知財を意識した、みたいな企業さんがたくさんいます。
(痛い目に遭わないと、ずっと知財を意識しないまま…)
また、知財の重要性を認識できたとしても、中小企業さんにとって知財(というか「知的財産権」ですね)の費用負担は小さくなく、最低限の守りの面を保証する権利取得で精いっぱいのことも多いです。
「知的財産権」は、守りの面でもとても大事だけど、攻めの面で効果を発揮できると事業の発展をうまくサポートできるのに、そもそも先立つものがないので、活用がままならないことも多い。
そして、もともと体力が大きくないので、業績が少しでも下がれば、たちまち「知的財産権」との縁が遠くなります。
これって、どうしたらいいんですかね。
もっと前段階のサポート
– 経営資源を上手く活用して、事業に役立つ”上手い” 知財を生み出すサポート –
ができると、本当の意味で、事業発展のお手伝いになるのではないかと思います。
そうして事業が発展すれば、「知的財産権」への余裕も出てきて、活用できる段階まで到達できると、良い知財サイクルが生まれる。
そのお手伝いができる前提として、知財を意識してもらって、知財リテラシーを高めるお手伝いも必要になる。
しかし、現実的に、こういうことをやってどうやってマネタイズするの?(そういった中小企業さんが、そういうことに費用をかけるか?)という問題があります。
特許事務所の経営的に考えると…???
たぶん…
「知財業界」の枠を超えたら、解決できるのかもなぁ~
そんなことを考えなら、色々模索している最中です。
人生も残りわずかになってくると、地元に貢献したいなぁという思いがだんだんと出てきて、以上が、自分にとって、しがない夢といえば夢のようなものです。
※ちなみに、知財と「知的財産権」の関係
コメント
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