アジア競技大会(愛知県開催)で気になった商標!

 

今年の9月から10月にかけて、愛知県内の各地を会場として、アジア競技大会・アジアパラ競技大会(以下、アジア大会・アジアパラ大会、と略すことがあります)が開催されました。愛知県内では準備段階から頻繁に報道されていましたが、愛知県民または愛知県に通勤・通学している人以外はあまりご存じないかも…

 

そういう私は今回愛知県で開催されるまで全然知らなかったんですが、アジア競技大会とは、アジア・オリンピック評議会が主催するスポーツの国際総合競技大会です。4年に一度開催されており、日本で開催されるのは1994年広島で開催されて以来32年ぶりだったのだとか(出典:Wikipedia)。eスポーツの「ぷよぷよ」で、11歳の日本人選手が金メダルを獲得したニュースは聞いたことがある方もいらっしゃるでしょう。

 

詳しくないので大会の説明についてはこれくらいにして、開催期間中は、名古屋駅周辺を歩いていると、関係者らしい、大会用と思われるネームタグを腰から下げている人たちをたくさん見かけました。

その中で私の目についたのが、それらの関係者さん達が着ているウェアについていた「361°」というマーク。

「361°」というマークがついたウェアを着ている人がやけに多くて、「なんじゃこりゃ?」と気になったので調べてみたところ、「361°」は、中国のスポーツ用品ブランドのようです。へー、中国のスポーツ用品ブランドか。なんか新鮮…

 

ふと気になったのが、「361°」が商標登録されているかどうか。数字だけの商標は商標法第3条1項5号に該当し、登録要件を満たさないところだが…

ポチポチッ…

 

登録されていました!

 

「361°」で何件か登録されているうち、現在使われているロゴで登録されているのは次のものです。
80カ国以上を指定して国際登録されています。

国際登録第1206041号
名義人:SANLIUYIDU (FUJIAN) SPORTS GOODS CO., LTD.
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/TR/JP-1206041-20131128/49/ja

 

「361」は数字ですが、「°」がついているため、「極めて簡単で、かつ、ありふれた標章のみからなる商標(商標法第3条1項5号)」には該当しないんですね。審査経過で3条1項5号該当との拒絶理由通知も出されていません。

 

アジア競技大会が終わった今でも、電車の中などで「361°」のウェアを着た人を見かけます。アジア大会、アジアパラ大会でスタッフやボランティアをされていた方なんでしょうかね。良い宣伝になっていると思います。
今回のアジア大会は、「361°」の日本での知名度を上げる良いきっかけになったと思います。近い将来、このブランドが日本でも浸透していく予感がします。

 

ところで、「361°」はなんと読むでしょう?
私は「サンロクイチド」と読んでいましたが、「スリーシックスティワンディグリー」と読むらしいです。
J Platpatでは、「サンビャクロクジューイチド」「サンロクイチド」との称呼が付与されていました。
私の読み方は、日本人としてのフツーの読み方だった。

 

<担当:上田>

 

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