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【米国商標】 2024年第3四半期のファーストアクション期間

 USPTO(米国特許商標庁)が、2024年第3四半期の商標に関するデータを発表しました。それによると、商標審査における最初の審査結果通知が発送されるまでの平均待ち期間(First Action Pendency、以下、「FA期間」といいます。))は7.9ヵ月、最終処分までの平均期間(Total Pendency)は14.4ヵ月とのことです。

  平均FA期間は、2019-2020年では2.5-3ヵ月であったのに比べると4倍近くになっていますが(図1参照)、この長期化傾向は、2020年の第4四半期に始まったようです。2023年第1四半期から第4四半期にかけての平均FA期間は8ヶ月以上に達していましたが(図2参照)、2024年に入ってからは徐々に短くなってきています。 

図1 図1

図2 図2

 USPTOは、このようなFA期間の長期化を、主に、COVIDの流行期であった2020年と2021年に特許と商標の出願が減少すると予想した(そのため、雇用目標を下方修正した)一方で、実際には商標の出願が大幅に増加した(電子商取引やリモートワークを全く新しい好機と捉えて、会社を設立したり、新製品を発売したりする人が増えたため)ためであるとしています。


[ソース]
Trademarks Data Q3 2024 at a glance
https://www.uspto.gov/dashboard/trademarks/

Maier & Maier PLLC  October 2024 ニュースレター Oct. 4, 2024
https://maierandmaier.com/trademark-q3-2024-updates-data-at-a-glance/