あの商標問題は何がどうなっていたのだ?

 オリンピックで森野が出てきたら「プッ」と笑えてしまうわたくし。だって、ドアラが中国で野球してる…
 ドラゴンズも17日の勝利by山本昌に続き、昨日も勝ちましたね!

 さて、ようやく少し涼しくなってきましたが、まだ残暑が厳しい名古屋です。
 暑い夏のおやつといえば「水まんじゅう」ですよね。
 え?「水まんじゅう」、知らないんですか?
 東海地方の方じゃないですよね…

 「水まんじゅう」というのは岐阜県の大垣市の有名なお菓子です。
 外側が透明でぷるぷるしていて(葛で出来ている?)、中にあんこが入ってるんですが、お菓子屋さんの店頭で冷たい水に浸されて1個ずつ売られています。(
有名な金蝶園さんならこんな感じ

 わたくし、この「水まんじゅう」が大好きです。
 「水まんじゅう」を食べるだけのために、高速使って大垣まで行ったこともあります。
 
 あいぎ特許事務所のある所員は大垣市出身で、学生の頃、お菓子屋さんでたむろって「水まんじゅう」を食っていたと。なんとも羨ましいです。

 さて、そんな「水まんじゅう」なんですが、どうやら平成6年頃に、ある大手製パン会社が商標登録出願をしたことで騒動になったらしいです。
 真偽のほどはわからないですが、一応Wikipediaによると、
 『1994年に、大垣市のある業者が、大手製パン会社によって「水まんじゅう」が商標登録出願されたことを発見し、その製パン会社に抗議をした。製パン会社は無償の使用権許諾を提案したものの、大垣市の業者は納得せず、普通名称であるとして異議の申し立て等を行った結果、製パン会社は出願を取り下げた』
 とのこと。

 さて、1994年当時、東京の特許庁の審査官に“「水まんじゅう」は普通名称だ”と判断してもらうのは結構大変だったのでは…?
 
 今なら審査官もネットでらくらく検索で、「ハイ、そうですね」と判断してもらえるかもしれないけど、1994年当時ってネット事情はどうでしたっけ?HPやブログも今みたいにたくさんなかったと思うけど…?

  どうやら1994年当時は、大垣市の業者さんだけでなく、市や商工会議所なんかが結束して、たくさん書類や写真などを揃えたりしたようです。
 …と、他のネット記事ではそんなようなことが書かれています(「水まんじゅう」で検索するとこのネット記事(YOMIURIONLINE)にヒットします。ちなみにYOMIURIONLINEの記事では、「出願取り下げ」でなく、「特許庁が普通名称であるとの決定を下した」、としてあります。)
 
 今はネットでらくらく検索できますが、これも良し悪しですよね…
 3条1項各号関係で、らくらく検索が恨めしいと思ったこと、ありませんか?
 
 らくらく検索時代と、ネットがふつーでなかった時代とでは、3条1項各号対策が違いますよね。
 そうだよね、と思われた方、ぷちっと押していただけると嬉しいです 
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