うがい薬のボトルの商標

新生「名古屋の商標亭」にようこそ!
暑いですね!
名古屋は地獄の暑さですが、夏は沢登りの季節!ってことで、あっちの沢とかこっちの沢を登ってます。
あっちの沢 あっちの沢
こっちの沢こっちの沢
 
さて。
昨日、”新”イソジンの新キャラクターが、「イソママ」、「イソパパ」、「イソくん」の「イソジンファミリー」というワンちゃん一家になったとのニュースがありました。
「イソジン」新キャラは犬の「イソくん」一家 カバくん似から変更」SankeiBiz 2016.7.6
と聞くと、すかさず J Plat-Pat か 商標速報bot で検索してみるのが、知財人としての正しい姿勢です。
「イソパパ」「イソくん」は出願されとるけど、肝心のキャラクター絵は見つからないね?
(まだ出願したばっかかな?)
 
でも、面白い商標を見つけました。
2016-32938   商願2016-32938    (株)明治     2016.3.25出願
2016-7642   商願2016-7642     ムンディファルマアクチエンゲゼルシャフト   2016.1.13出願
ううむ。 ボトル対決…?
両社間の契約が切れて明治さんが「イソジン」ブランドを手放すというニュースがあったのが2015年12月頃ですので、ムンディファーマさんは、その後すぐに出願したということになるのでしょうか。
両社とも、「茶色の液体入り赤いキャップのボトル形状」だけでは登録無理と考えたのでしょうか、明治さんはカバさんの絵(別件で商標登録)付き、ムンディファーマさんは丸い模様付きで出願されています。
だので、両方ともすんなり登録されるかな?
 
しかし、「茶色の液体入り赤いキャップのボトル形状」だけで、「(旧?)イソジンのうがい薬?」ってピンときたのは、わたくしだけ…?
「茶色の液体入り赤いキャップのボトル」といったら、他には「赤チン」くらしか思い付かんが(←若いヒトは知らない?)、「赤チン」のボトルはもっと背が低いしね。 っていうくらいに、イソジン感満載に思えます。
仮に、「茶色の液体入り赤いキャップのボトル形状」だけで出願して、3(2)主張したとして、「周知にした特定人」は、(株)明治さんと判断されるか、ムンディファーマさんと判断されるか…
「周知にした特定人って誰」問題は、過去の記事「カバくん仲直りの件と「保護主体って いったい誰 問題」」でも取り上げました。
ついでに言えば、「知財管理」誌 6月号
「判例と実務:No.460
不正使用取消審判規定における主観的要件と  「混同」の保護主体に関する検討・考察」
でも、論じてみちゃったので、入手できる方は見てみてね。
ちなみに、イソジンがムンディファーマさんのブランドになったってことは、ネット住民にはまだ浸透していないようで、キャラクターが犬に変わったことについて「何で今さら?」と衝撃が広がっているそうな…
カバくんは?イソジンの新キャラは「犬」と発表され、衝撃が広がる」livedoor NEWS 2016.7.7
 
 
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