その発想はなかった?機械的な選択

 
今年の春から本格的にブランディングのお勉強を始めたところ、とても楽しいので、マーケティングやビジネスモデルのお勉強にも深入りし始めました。
勉強すればするほど、弊所を顧みて「わりにトホホ感あるなー」と改良すべき点が目につくばかり。お客さまの利便性を高めるためにも、内部システムの改革も並行していきたいです。
 
さて、ブランディングを少しでも勉強された方なら、
『ブランディングは、しっかりしたコンセプトに基づいた一貫性がとても大切』
と理解されているはずです。
なので、商品・サービスの名前も、コンセプトに合ったものを…
そういった考え方で名前を付けるのが王道といえるんじゃないかと思います。
また、その場合に、覚えてもらいやすいとか、商品・サービスをなんとなく想起させる、といったことを考慮しながら、あれやこれやと案出しして候補を絞っていくのではないでしょうか。
 
ところが…
 
ブランディングに成功しているようにみえる 星野リゾートグループさんの新ホテルの名称の採用の仕方が、ちょっと意外でした。
星野リゾート、軽井沢で「1泊5000円」のなぜ』 2019/02/10
(半年くらい前の記事なので、ご存知の方も多いかもしれません。いまさら だったらすみません!)
星野リゾートさんが、若者向けのホテルを開業した、という記事です。
このホテルの名称である「BEB」(主要部)を、どうやって決めたかというと…
 
『BEBというブランド名に特別な由来はなく、短くて覚えやすく、商標がとれるものを機械的に導き出したという。』
 
まじですか。
これまで高級路線で事業展開してきたので、がらりと方向転換したといえるホテルだと思いますが、それにしても、名称への思い入れがなさすぎですね(笑)。
しかし、合理的なのは間違いないですね。思い入れいっぱいなのに商標登録が難しい名称だと、進められるものも進められなくなってしまうので。
とはいえ、「B&B」をそこはかとなく感じさせるともいえなくない名称ですし、覚えやすくもある。また、若者向けの気軽な施設で「Airbnb」などとぶつかるようなコンセプト、とのことなので、ブランディング的にも意外に?成功事例かもしれません。
 
 
名称を決めるときに、ある程度のルールだけ決めてから、

とりあえず「商標登録とれるもの」から探す

のもありかもしれません。
 
名称決定の壁打ち相手になりますので、ご相談ください~。
 

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