名称の採用方法?(4条1項8号関係の判決とか、アルバムタイトルから)

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 前回のエントリの最後で、昨年、東京Blue Noteに行ったことに触れました。
 今年も同じミュージシャンのコンサートがそろそろあるかなーとボンヤリ思っていたら、なんと、先週もう終わっていたのでした…
 ぐぁーん。大ショック orz  日々余裕なしの自転車操業生活のツケが回ってしまいました(号泣)。

 そんな悲しいsmoothjazzのハナシの繋がりで、jazzの小話を一つ。
 jazz系の商標事件といえば「Cecil McBee事件」(H14(行ケ)151, H16(行ケ)56)がございました。このブログを始める前にあった事件でございます。
 ※参考:JPO提供 審判決要約文 p.31 

 「Cecil McBee」なるブランド名を見た瞬間、あれ?と思ったjazzファンは少なくないと思います。
 例えば、栗原潔先生は、こんな風に述べておられます→ IT+知財 TechViso 【再掲】セシルマクビー事件について 
 
 縁がないので知らんかったのですが、「Cecil McBeeブランド」は、中高生(ギャル)で知らないものはいないという程人気なんですね。あゆが好んで着用していたことで知られとるそうな(Wikiの受け売り)。
 このブランド名、企画会社に進められて採用されたそうですが、この名前でなければならかったといった特別な理由はなさそうな感じです(H14(行ケ)151より)。

 さて、話は変わりますが、「ラインホルト・メスナー」という名前をご存知ですか?(←話が変わりすぎだ)
 山ヤで知らないものはいないという程の輝かしい業績を残した方の名前です。最近、この方の映画も上映されていました(『ヒマラヤ 運命の山』)。

 そして、昔、なぜだか、ベン・フォールズ・ファイブ(Ben Folds Five)というアメリカのバンドが、
 「ラインホルト・メスナーの肖像」
 というタイトルのアルバムを出したことがありました。
 
 当時まぁまぁ気に入っていたバンドでもあったので、「ひょっとして、このバンドのメンバー、隠れ山ヤでは?」などという勝手な期待(?)を抱いて、すかさず購入したのでありました。

 で、アルバムタイトル「ラインホルトメスナーの肖像」の由来が、確か、CDのライナーノーツ的なところに書いてありました(うろ覚え)。
 
 ゆるーい感じで、
 『「ラインホルト・メスナー」って、なんか変な響きで面白いと思ったから、なんとなくタイトルとして採用した』
 といったような旨が…(うろ覚え)

 それを読んで、思わず、「ぶ」 と吹いたことは、言うまでもありません。
 山を知らんアメリカ人にかかると、そ、そんな扱いになっちまうのか…
 
 そーゆーわけで、アルバムの内容は、「メスナー」や「山」に全く関係のないものでした…

 
 何かの名称を付けるとき、特別な思いを込めて考える方もいらっしゃる一方で、こういったゆるーい感じで採用する方もいるんですね…
 法的にどうかということは置いといて、「本人、怒らんかね?」といらん心配したりして。(実際、Cecilさんは怒っていらっしゃったし)

 
 「Cecil McBee」事件に触れるたび、“その名前の本人と全然関係ない”つながりで、「ラインホルト・メスナーの肖像」を思いだしてしまうのでした。
 という、これまたゆるい話でした(全然タメにならん話ですんません(汗))。

 本日は以上です!次回も見ていただけるならぷちっと押してくださいな(。-_-。)/
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※左上の画像データは名古屋市さんのご好意により提供していただきました。

この記事を読んでひろた興味を持たれた方は…

【執筆記事】
  

「知財管理」誌 
VOL.60  NO.6
  (並行輸入と商標権侵害 -並行輸入の抗弁における「同一人性の要件」及び「品質管理性の要件」-)

  「知財産管理」誌 VOL.58 NO.5
  (「腸能力」審決取消請求事件(平成19年(行ケ)第10042号 審決取消請求事件)
 
  「パテント」誌  2011.2 Vol.64
   (部分意匠に関する判例研究 -類否判断を中心に- 包装用容器事件)
  字数制限が厳しかったので尻切れトンボ気味ですが…

 【関係事件】
 代理人になった事件です。負けたのでご紹介するのをためらっておりましたが、思い切って…。
 
平成18年(行ケ)第10367号審決取消請求事件
 なお、牛木理一先生のHPで紹介いただいているので(「特許ニュース」2007年6月29日号の記事です)、そちらも併せてご覧ください~(こちらのB-27の項です)。

【ZIP FM Z-TIME BIZ】
 ここのフォトギャラリーになぜかわたくしが。
  見付からないよ~?→2008/07/23のところ…

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