「ぶっちゃけアンケート」の結果 について

 

こんにちは。

身近でちょっと気になることがあって、先日、知財関係者様に こんなアンケートを取らせていただきました。

『知財関係者様。ぶっちゃけアンケートです! 法の不備(?抜け穴?)でやろうと思えばできちゃうこと(例えば、特許出願の審査請求期限前に取下げ、同じ内容を出願する…を繰り返して、ずっと「出願中」表示する)に対し、どういう考えを持ってますか?』

 

170名の方にご回答いただいた結果は…

「その他」として、お一人から
『他人に迷惑かかる度合い次第ですかねー。出願中って表示したいがためにそれするくらいなら別にええかなあと。』というご回答をいただきました(コメントありがとうございました!)

 

このアンケート結果、自分的には、ちょっと意外でした…。

 

アンケート主催の本人だから自分の回答を告白しないわけにはいきませんが、この結果を見てしまうと告白しづらい…。とても告白しづらい…。うう、告白しづらい…。

けど、思い切って告白しますと、自分の回答は
商売ツールとして使える場合は積極的に使う。
です。

ただし、他人のモノをかすめとるような所謂「悪意の出願」とか、立場の強弱がはっきりしてて強い立場の方が金にモノを言わせて弱い立場の方を困らせる系のご依頼といったような場合は、それがわかった時点で辞退します。この点では上記「その他」のご回答と近いかもしれないです。

そうではなく、自分のモノを自分の商売に活かしていこうという限りにおいては、法の不備を突くような手法も積極的に使ってしまおう…って考えてました…。

根底には「弁理士が扱う産業財産権法は、究極を言ったら商売を上手くいかせるものだから、商売を上手くいくように活用すればいいんじゃない?(多少の不備っぽい面も含めて)」という考えがありました…。

 

「法の趣旨からしてけしからん。法を変えるべき。」
とご回答された方からすると、とんでもないですね。
なんか ほんと このアンケート結果見て心苦しくなりました…。

しかも、さしたる根拠もなく、「きっと皆さんも自分と同じように考えてる」って思ってました…。大変な考え違いでした…。

 

このアンケートをやってみて、自分としては、とても勉強させられました。

回答が上手い具合にバラけていて
『ヒトの考え方は多様である』
ということを見事に表していると思います。

こんな狭い知財業界の中でも色んな考え方があるんだ、そして、どの考え方も間違ってはいなくて、それぞれの方の価値観の相違に過ぎないといえるので、「考えが違う」方のご意見も尊重すべき、と思った次第です。

 

 

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